Maker Faire Tokyo2016 出展内容

Maker Faire Tokyo 2016に出展!RSコンポーネンツブースでお待ちしております。 出展内容 1. 商用無料の3次元CAD! DesignSpark Mechanicalデモ 「DesignSpark Mechanical」は、無料でお使い頂ける3次元CADソフトです。研究・教育・趣味はもちろん、商用利用も無料でお使い頂けます。直観的で分かりやすい操作性で日本語にも対応しており、非技術者や初心者であっても簡単に複雑な形状を作成頂けます。設計データを3D PDFで出力すれば、CAD環境の有無に関わらずオンライン上のメンバーに3Dの成果物を確認することが可能です。ブースでは、マルチタッチによる直感的な操作をご体感いただけます。 DesignSpark Mechanicalのチラシ DesignSpark Mechanicalダウンロードページ 2. アプリ拡張も!ワンボード計測器ボード Red Pitayaデモ Red Pitayaは、オープンソースのてのひらに乗る小型計測モジュールです。電子設計に使用される様々な高価な計測機器の機能をひとつの基板で実現しています。高価な機器を何台も買うことなく、アプリをインストールすることで、オシロスコープ、スペクトルアナライザ、ファンクションジェネレータ、ロジックアナライザ、LCRメータなどひと通りの電子設計で必要な計測が可能になってしまいます。オープンソースとなっているため、日々機能を拡張する開発が行われています。(公式ページ(英語)、レビュー記事、セットアップ記事) Red Pitayaのチラシ Red Pitaya購入ページ 3. 歴代Raspberry Pi展示・Raspberry Pi拡張基板HAT・周辺機器デモ おなじみRaspberry Piの歴代モデルや限定モデルを展示します。また、最新のRaspberry Pi周辺機器や拡張基板HATのデモも行います。 Raspberry Pi関連製品のチラシ 【Sony製センサ使用】カメラモジュール V2 ソニー製センサを搭載、大幅に画質を向上して生まれ変わったRaspberry Pi専用カメラモジュール!今回、カメラに搭載されているセンサーがソニー製8メガピクセルに変更となり、解像度だけでなく大きく画質が向上しました。(解説記事) RASPBERRY...

スマホを本格サーモグラフィに 「FLIR ONE」レビュー

FLIR ONEを購入 テレビなどでは見かけることの多いサーモグラフィの映像。しかし、実際にサーモグラフィを扱ったことのある方は少ないのではないだろうか。サーモグラフィで様々なものを自由に見てみたいという方におすすめなのが、「FLIR ONE」だ。サーモグラフィは、普通、非常に高価な機材で気軽に購入できるようなものではない。例えば、RSコンポーネンツのサイトでサーモグラフィを検索すると、数十万円~百万円クラスの製品が出てくる。「FLIR ONE」は、iPhoneやAndroidに取り付けられるサイズで、数万円という低価格を実現した製品だ(iPhone版とAndroid版があるのでご購入の際はお気を付けいただきたい)。よくあるサーモグラフィ風の写真が撮れるものではなく、これは本物のサーモグラフィだ。FLIR ONEによってお持ちのスマートフォンがすぐにサーモグラフィとして活用できるようになる。今回、実物を入手したので、レビューしていきたい。 さっそくFLIR ONEをテスト 今回はiPhone版を使って、テストしていく。写真はパッケージだが、きちんとMade for iPhone, iPadの対応表示がされている。 パッケージの中身には、本体とケース、ストラップ、充電用のUSBケーブル、説明書が含まれていた。iPhone版の場合、Lightning端子からは給電されないので、最初の使用前には充電する必要がある。1時間ほどで充電が完了するはずだ。少し使うだけであれば、もう少し短い時間でも使用を開始できる。 充電している間に、App Storeから無料のFLIR ONEアプリをダウンロードしておこう。Androidの場合は、Google Playからダウンロードできるはずだ。 アプリを起動すると、FLIR ONE接続のインストラクションが表示される。FLIR ONEをLightning端子に接続したら、側面にある電源ボタンを押そう。しばらくすると、早速、サーモグラフィのリアルタイム映像が表示されるはずだ。中央上部にある十字のボタンにより、画面中央の温度を表示することができる。 たまに「カタカタ」と音がすることがあるが、機械式のキャリブレーションの音である。画面内の温度が大きく変わった場合などに自動でキャリブレーションが行われ、画面が一瞬消えた状態になる。手動でキャリブレーションするには左上のボタンを押す。 シャッターを切るには、画面上の青いボタンを押す。通常にカメラアプリのように側面の音量ボタンを押すことでシャッターを切ることはできなかった。 試しに近くで起動していたノートパソコンを撮影してみた。左のパソコンは従来からあるクラムシェル型のため、キーボード下に発熱するボードが入っていると思われその部分が熱くなっている。一方、右側はSurfaceで、画面の裏に処理基板があるため、画面が熱くなっていることがわかる。 右下のカラフルなアイコンをクリックすると、表示モードを切り替えることができる。最高温度や最低温度部分のみカラー表示するモードもあり、用途によって使い分けることができるそうだ。 通常のiPhoneのカメラアプリのようにシャッターボタンの上部をスライドさせることで動画やパノラマ写真も撮ることができる。 画面左下から撮影した写真のギャラリーに移動し、撮影した写真を確認できる。写真のプレビューで下からスワイプすると、通常のカメラで撮影された写真も確認することができる。なお、iPhoneの通常の写真フォルダにもサーモグラフィの撮影画像が保存される。 基板の発熱温度や発熱部品を確認することも簡単だ。手元にあったRaspbery PiとRed Pitayaの動作時の温度をみてみた。発熱しているチップがはっきりとわかる。 FLIR ONEには通常のカメラとサーモグラフィ用のカメラがそれぞれ搭載されており、画面上ではこれらの画像が合成されて表示されている。しかし、距離が1mより短いところを撮影する際は、サーモグラフィの画像と写真の画像の位置が異なってしまうために、調整を行う必要がある。そのような場合は、撮影画面を長押しすることで、調整用のバーが表示されるのでこれを動かすとズレが解消される。 悪用厳禁だが、「test」と入力した直後のキーボードを撮影してみた。キーボード上の特定のキーの温度が上がり、二度入力したtは特に温度が高くなっていることがわかり、サーモグラフィの性能の高さがうかがえた。 まとめ -スマホがサーモグラフィになることで広がる様々な用途- 実際に、FLIR ONEをテストしてみることで、小型で低価格ながらサーモグラフィの機能を活用できることがわかった。これまで、サーモグラフィを使うほどではないと考えていた、些細なことにも気軽に使うことができるだろう。サーモグラフィを使うと本当に世界が変わって見える。普段、温度の差を感じないような場所にもはっきりと温度差があることを視覚的に確認できた。たとえば、サーモグラフィは機械の故障を検出する目的にも使われることがある。FLIR ONEはスマートフォンのカメラの延長として扱えるので、映像作品やアートにも使えるかもしれない。ぜひ一度手にとって利用して、てのひらにおさまるサーモグラフィのパワーを体感していただきたい。 FLIR ONEを購入