“Mbed Enabled”が拡充、量産用モジュールを認証品から選択可能に

Posted by Norihiro Satsukawa </p IoT機能によって既存の製品ラインを増強する企業や、新たな市場セグメント向けに革新的なソリューションを開発する企業によって、IoT市場の急速な拡大が進んでいます。 しかし多くの場合、そうした企業には、オンボード・ソリューションをゼロから設計し、特定の通信プロトコルの機能をフル活用するための時間やリソースも、世界の各地域で無線通信の技術基準に適合し、その証明を取得するための専門知識もありません。 そうした企業にとって、モジュール・メーカーが提供するソリューションが活路となります。モジュール・ソリューションを用いることで、自社製品に強固な技術的基盤を導入し、事前検証済みの機能を組み込むことが可能になります。 エレクトロニクス業界は、モジュールに対するこの新たな需要にいち早く対応しています。特に、オンボード・マイコンを搭載し、コネクティビティ機能を内蔵したホストレス・モジュールの製品化をモジュール・メーカー各社が進めている状況です。 しかし、モジュールの利用を検討するユーザー側企業にとって、選択肢になるモジュール・ベンダーやモジュール製品の数があまりにも多いことが1つの課題になっています。つまりユーザー側企業にとって、豊富にある選択肢の中から、しかるべき経験と規模を備え、自社の個別の要件に対応してくれる最適なモジュール・ベンダーを選択することは、簡単ではありません。 さらに、IoTではアプリケーションによってさまざまな通信方式が利用されるため、プロフェッショナル向けの開発ツールが整備されたクロスプラットフォームのソフトウェア・ソリューションを見つけることも容易ではありません。多岐にわたるコネクティビティ規格のサポートが必要な製品ファミリーの開発に際し、製品開発者が高コストなソフトウェア開発プログラムを繰り返すことはよくあります。 この移植性の課題を解決する開発プラットフォームとしてArmは、IoTデバイス向けに最適化した、Arm Cortex-Mベースのあらゆるチップ上で稼動可能な組み込みOSである「Mbed OS」を提供しています。 Mbed Enabledモジュールが登場 さらにArmは今回、このソリューションをいっそう強化するため、従来から提供してきた認証プログラム「Mbed Enabled」を拡充し、量産向けモジュールの認証をはじめました。モジュール・メーカーが提供する製品について、Mbed OSおよび各種コネクティビティ・プロトコルがサポートされていることを事前に検証し、Armが認証するプログラムです。 IoTのアプリケーションや機器の開発に取り組む企業は、この「Mbed Enabled Module」認証プログラムによって、高品質のオープンソース・ソフトウェアを実行し、多岐にわたるコネクティビティ向けのドライバおよびプロトコルをサポートする量産品質のモジュールを簡単に見つけられるようになり、IoT市場への参入障壁が下がります。 Mbed Enabled Moduleプログラムは、2018年2月の「Embedded World」と「Mobile World Congress」に合わせて発表され、主要パートナー各社との協力により、量産向けの各種モジュールを展示しました。IoTで用いられるコネクティビティ規格に準拠した通信機能を搭載し、オンボードメモリとマイコンを内蔵したモジュール製品群です。現在入手可能なMbed Enabledモジュール製品の一覧は、 os.mbed.com/modules からアクセスいただけます。 また、日本では2018年5月のIoT/M2M展 春 2018 において、ArmパビリオンでMbed Enabledモジュールのデモを実施しました。詳しくはこちらの記事「『シンプルでセキュアなIoTを実現』、IoT/M2M展 春 2018 Armパビリオンレポート」をご覧ください。 お問い合わせ...